屋根

既に古い話しですが、先週末はとても寒かったです。雪も降りました。
自宅ではそこそこつもりました。
そこで自宅の屋根の話し・・・

自宅である向原の家には雪止めはつけていません。
雪止めとは、屋根積もった雪を滑り落とさないための金物であったり、瓦についた出っ張りです。日差しを浴びた雪は徐々に溶けて滑り落ちます。軒下や玄関下の安全を確保。場所によっては道路の通行人、近隣住宅、車、カーポート、植木などの保護に役立ちます。また滑り落ちる際に樋を壊してしまう可能性もあります。
豪雪地帯ではないので周りを見てもつけてる家つけてない家があると思います。落ちる先の状況によると考えています。

自宅は1.5寸勾配の緩勾配と急勾配の組み合わせでできています。

急な勾配の方は隣地までに1mの隙間があり、そこは基本的に人は行かないのでそのまま落としています。またここまで急だと雪止めが壊れてしまうと思います。
雪が落ちるときは結構な音がするので、雪の重さは侮れません。

緩勾配の方は雪止めをつけてなくても落ちては来ません。
ちなみに樋については、一部下に空調の室外機を置いているところ以外は樋を設けていません。
屋根の雨をそのまま壁を伝わせて落としています。
屋根材をそのまま外壁にしているので問題はありません。
つたわせている部分がもう少し汚れるかと思ったのですが、竣工時と変わりません。

つたわせた下は側溝に落としています。側溝を隠すために砂利を入れようと思っていましたがそのままです。気にならなくなってしまいました。

屋根外壁は天然スレートです。間に波板の樹脂板をはさんいます。緩勾配なので風によって隙間から吹き込む雨対策と通気層を兼ねています。


建物の環境。屋根形状により今後も考えていく必要がありそうです。
現在進めているつくばの眼科のクリニックは敷地内に大きな落葉樹がたくさん立っているので、葉で樋がつまるので樋は設けません。軒先を患者が歩く状況もあるので雪止めは必要そうです。