鎌倉

昨日は共同住宅+オーナー住戸の相談を受けに鎌倉に。


段葛の桜は既に葉桜でした。

ヒアリングを通じて施主の様々な想いや希望をくみ取っていきます。1月ほど頂き、提案をします。

ヒアリングにおいてはいろいろと聞きづらいこともあります。
プライベートなことやタブーなことなど突っ込んだ話を聞くことも。
二世帯住宅の場合などは親世帯が亡くなった際の使い方のイメージなど。
避けては通れないことです。

この建主には立地上、最近話題になっている津波対策をどのように考えられているかお聞きました。
建物でできること出来ないことはありますが、設計において意識の中で建主と共有しておくべき話しだと考えています。
とにかく山に向かうという話しですが、鎌倉は平野が山に囲まれた土地ですが、谷戸(やと)といういりくんだ谷状の地形であるため、リアス式海岸同様、津波が情報より高くなる可能性があるので、逃げる山の方向も選んでいく必要があるそうです。
地域で情報は共有しているようですが、いざという時に鎌倉の道が狭い街並みで避難時に人が集中した時の不安があるとのことでした。
やはり古き良き街並みと防災対策とうまく共存していく方向が今後も必要なのかもしれません。