向原の家
■Text
敷地は住宅街でありながら、緑や畑が残る環境である。隣地にはブルーベリー畑が広がっている。豊かな環境に最大限に開いたスペースを1,2階に確保し、それぞれ和室とリビングとした。玄関からは2階のリビングに導かれる。1階の各部屋には玄関からではなく、別に設けた階段でリビングから降りていく。それは限られたスペースを広く感じさせるため、あえて動線をつなげて一本にして移動距離を長くしている。家の中の移動をむしろ楽しみたいと考えた。妻から「シンプル明快ではなく、迷路のような家」という希望もあり採用した2つの階段は、結果的に玄関から1階の子ども部屋に行く動線をなくし、2階リビングを通ることで家族間の密なコミュニケーションを生むこととなった。
■Data
川崎市麻生区向原
木造2階建
延床面積156.03㎡
2007年6月竣工
撮影:阿野太一
エアスタイルコンテスト(DAIKIN×JDN×LiVES) 大賞
■Press
magazine
My Home + エクスナレッジ Lives 田園都市生活
ガレージのある家 月刊ハウジング など掲載
建築知識 エクスナレッジ 2014年1月号など 掲載
TV
渡辺篤史の建もの探訪 テレビ朝日系列 など
WEB
houzz 屋内と屋外がつながる気持ちのいい家50選
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