東金町の家
■Text
近くに水元公園のある落ち着いた印象の住宅街の角地に建つ。南に先細りな不整形な敷地。この地区は建物後退距離も隣地1.5m道路2mと大きく、残された建物南側の間口はとても貴重である。そのため南側はリビングダイニングを配置し、玄関は北側に取ることとした。以前は60坪の家に住まわれていた建主の希望は、子供は独立し家族は減っていくのでコンパクトな家にしたいとの希望であった。必要なものが近くにあるように主用途は1階に集め、一部の部屋を2階に配置した。敷地に対して建物が1階、2階と段階的にセットバックしていくことで周辺の圧迫感を低減させ、落ち着いた住宅街の印象に貢献している。
■Data
東京都葛飾区
木造2階建
延床面積128.87㎡
2011年10月竣工
撮影:藤井浩司/Nacasa&Partners
■Press
magazine
建築知識 エクスナレッジ 2021年10月号 掲載
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