善行の家
■Text
ひな壇状に区画された住宅街。周囲に多くみられる塀や擁壁などを設けないことで、前面道路から室内リビングまで緩やかに連続させている。街に対して好意的に開きつつ、前面道路も庭として敷地に取り込んでいる。子どもの友達や近くに住む祖父母、多くの来客も気軽に訪れる気持ちになれる。
庭と連続した1階は中央に閉じたキッチンを箱状に配置し回遊性のある平面とした。必要に応じて回遊部を仕切り、収納や居室として使用できるようにしている。普段の生活の中に広がりや奥行を感じつつ、自由で使い勝手のよい間取りになっている。
■Data
神奈川県藤沢市
木造2階建て
延床面積91.06㎡
2016年8月竣工
撮影:澤崎信孝
■Press
magazine
住宅デザインの手帖 エクスナレッジ 2019年2月掲載
建築知識 エクスナレッジ 2017年8月号 掲載
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