特別養護老人ホーム 豊栄の里


■Text

特別養護老人ホームが足りてない。待機されている方のためにも少ない予算で実現させることが最優先された。それでも割高になる平屋とし、中庭を設け、入居者が屋外に気軽に出れる豊かな計画にしたい理事長は要望された。また周囲の低い山並みに囲まれた豊かな環境に馴染むように屋根のスカイラインも可能な限り低く抑え、周辺住民の借景の邪魔にならないように配慮した。ユニット型特別養護老人ホームでは10人が1つのユニットとなり生活をする。2ユニットを1棟にまとめることで夜間等の管理もしやすくなっている。建物仕様においては外装、エアコン、サッシ、などすべて住宅用の建材を採用しイニシャルコストを下げ、故障の対応もすばやく対応が可能で結果的にランニングコストも下げることができている。


■Data

千葉県長生郡

鉄骨造平屋建

特別養護老人ホーム

延床面積2,951㎡

ユニット型50床

ショートステイ10床

2010年3月竣工


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