代々木上原の家2 (リノベーション)


■Text

代々木上原のヴィンテージマンションのリノベーション。

既存浴室の老朽化をきっかけに、一部間取り、仕上に手を加えることにした。

リビングから寝室に繋がる内廊下の両側の壁を取り払い、廊下を部屋や脱衣室と繋げ、部屋を横断して移動していくような間取りとした。暗い部分がなくなり、風や自然光が奥まで届き、広さを演出してくれる。間仕切が必要な部屋においても、間仕切のガラスに麻の生地を挟み、仕切っていても柔らかく気配が伝わるようにした。

浴室については既存の浴室を解体し、今後の漏水の危険を回避し特注のユニットバスを採用。躯体に囲まれプランや高さに制限があるスペースを有効に使えるようにした。

水回り以外の部屋は全て竣工時からカーペットであった。この機会に全て無垢フローリングに新装。施主が住みながらのリノベーションであったため、床を貼っては家具を動かしという工程となった。工事期間は長期になったが、部屋が変わっていく様子を施主は間近でみられ、むしろ楽しんでいただけた。


■Data

東京都渋谷区

リノベーション

延床面積192㎡

2021年4月竣工

施工:山菱工務店

ユニットバス:東京バススタイル

洗面台/間仕切り戸:Aria&Aura

麻生地:カフーツ LIBECO

床:マルホン ウォルナット

撮影:岡野朋之


■Press

magazine

relife+premium /vol.42 掲載

WEB

ESSE-online  掲載

TLB home   メーカーサイト 掲載


■「代々木上原の家2」についてのBlog