極楽寺の家

鎌倉の極楽寺に計画している住宅の基本設計が完了した。




歩いて海に出れる距離で山に囲まれている環境は鎌倉ならではである。
極楽寺駅周辺は特に静かな環境である。

駅からの前面道路は奥に行くほど細く最終的には行き止まりになる。
反対側に抜けられれば便利になるので通り抜け計画もあったそうだが、
渋滞回避の裏道になるため付近の住民が反対したそうだ。

自分の実家も江ノ島近く(徒歩で20分はかかるが・・)で途切れることが無く県外のナンバーの車が行き交う細道を多く見てきたためその気持ちは良くわかる。

ま、つまりはそのような守られた環境に極楽寺の家はある。

基本設計UPをどの時点を考えるのかはその物件ごとに微妙ではあるが、
今回はそこそこ決め込んでの基本設計UPである。
その理由は実施設計に入る前に概算見積をとるためである。

現在材料が高騰する中、各施工会社によってもその影響はばらつきがある。
概算見積の結果をみることで、実施設計時に予算とのすりあわせを考慮しながら
本見積→契約と進めることができる。
施工会社も概算時に絞り込むことと本見積後のVEの負担を最低減にすることで
施主、施工会社、設計事務所にとっても無駄なプロセスを低減させることができると考えている。